鼻呼吸のすすめ

鼻呼吸のすすめ

口呼吸は習慣です。鼻がつまるから仕方なく・・などお考えではありませんか?

口呼吸の弊害

口呼吸の弊害
  • 鼻がよくつまる
  • 口の中がいつも乾燥している
  • 風邪を含め様々な病気に罹りやすくなる
  • 前かがみで姿勢が悪くなる
  • 舌の位置が悪くなる
  • 不正咬合の原因になる
  • 睡眠障害、また寝起きが悪い
  • 日中眠くなる

など挙げたらきりがないほど多くの弊害をもたらすのです。

いつも口が開いていますと、冷たく乾いた空気や雑菌やウイルスなどの異物などがそのまま喉を通るようになります。

すると口蓋扁桃や咽頭扁桃(アデノイド)といったリンパ組織が生理的範囲を超えて肥大することで、空気の通り道である気道が狭くなることがありますし、風邪やインフルエンザなどにも罹患しやすくなります。

気道が狭い状態ではさらに鼻呼吸がしにくい状態になってしまいます。

いつも口から空気を入れるために、本来は上あごの天井部分に持ち上がっている舌体が落ちてきて、下あごの歯列弓内に収まっている低位舌という状態になります。

このように、低位舌がさまざまな不正咬合という歯並びの状態を引き起こします。

当院では、口呼吸を対象とした治療開始から、2~4週間もすれば自然に鼻呼吸できるようになります。まず鼻の通りが良くなったことが実感できます。

口呼吸が原因であることが多い姿勢の悪さがいつの間にか改善していることも多いです。 睡眠の質の改善にも貢献します。

歯列の矯正治療では歯並びを整えさえすればいいのではなく、その原因を理解したうえで治療しなければ根本的な解決が難しいことも多々あります。

それでは、当院で行っている治療例をお示しいたします。レントゲン写真を比べますと気道に変化があるのがお分かりになると思います。

Case 1

上の矢印が咽頭扁桃、下が口蓋扁桃です

上の矢印が咽頭扁桃、下が口蓋扁桃です

肥大していた咽頭・口蓋扁桃が縮小しました

肥大していた咽頭・口蓋扁桃が縮小しました

一見お口がいつも開いているような感じではなかったのですが、舌の位置が悪く舌癖も非常に強かったためレントゲンで確認しますと気道の狭窄が認められました。

現在も当院で歯列矯正治療の途中で、鼻の通りが良くなり姿勢も改善しました。

但し、舌の癖は自然に治っていくものではありませんので、舌挙上などのトレーニングは必須です。

Case 2

咽頭・口蓋扁桃の肥大と舌後壁の変形が見られます

咽頭・口蓋扁桃の肥大と舌後壁の変形が見られます

舌の変形もなくなり気道が拡張しています

舌の変形もなくなり気道が拡張しています

通年を通して鼻づまりが辛かったそうですが、咽頭扁桃の肥厚が減少して口蓋扁桃も縮小して気道が拡大されています。

姿勢も良くなり、鼻の通りが非常に良くなったそうです。また花粉症の症状が例年に比べますとかなり軽くなっているとのことでした。

Case 3

気道全体、特に咽頭部が非常に狭窄しています

気道全体、特に咽頭部が非常に狭窄しています

気道の拡張の他に姿勢も改善しました

気道の拡張の他に姿勢も改善しました

治療開始前では、あごを無意識に上げてしまうほどの状態でした。あごを突き出すと気道が少し拡張しますので、体が自然に反応していたということです。

治療結果、気道が十分に拡大されて、自然な頭位になり姿勢が改善しました。また、鼻の通りが良くなったことで寝起きが非常によくなったそうです。

このように、気道が拡張されることで自然に鼻呼吸ができるようになりますと姿勢も良くなりますし、免疫力が付くためかもしれませんが体力がついてきます。

その結果、病気にかかりにくい体質になるだけでなくアレルギー疾患の一つである花粉症の症状が軽くなったという方も多くいらっしゃいます。

要するに“口呼吸は万病のもと”ということです。