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次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科) 2019.01.05

こんにちは 横浜市青葉区の長津田 & 青葉台の長津田アオバ矯正歯科です。



歯列矯正といえば、皆さまはまず治療に使用される矯正装置を連想されるのではないでしょうか。

このように矯正装置のほうに関心を寄せがちなのですが、今回は治療装置ではなくあながちメジャーな存在ではないリテーナーを取り上げてみたいと思います。



矯正治療では歯を動かす動的処置の期間と歯並びを安定させる保定期間に分けられます。長い治療の末の開放感から保定が軽視されがちなのですが、動的処置による治療結果を左右してしまうとても大切な期間なのです。



保定期間では長い時間をかけて仕上げた歯並びやかみ合わせを安定させるリテーナーという保定装置が使われます。リテーナーにはさまざまなタイプがあるのですが、ひょっとしたらどのリテーナーを使うかで歯並び具合の予後を左右することがあるかもしれません。



リテーナーは下記のようなタイプに大別できます。


・プレート(床)タイプ (一般に広く使用されている)

・マウスピースタイプ(別名 クリアリテーナー)

・審美リテーナー (歯の表面に金属ワイヤーを使用しないプレートタイプ)

・固定式リテーナー (歯の裏側に固定して外れないタイプ)



次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

プレート(床)タイプのリテーナー




次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

マウスピースタイプのクリアリテーナー




次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

固定式リテーナー (当院では主に下顎の前歯部に使用)



これらのリテーナーのデメリットは以下の通り:


① プレートタイプのリテーナーは壊れにくいけれど太いワイヤーが歯の表側に見える・・


② プレートタイプのリテーナーは咬み合わせや技工の精度具合では歯並びの保持が完全ではない・・


③ プレートタイプの金属接合部のろう着部分が銀の酸化膜で黒ずんでくる・・


④ マウスピースタイプのリテーナーの見た目はいいけど汚れて色がくすみやすい・・


⑤ マウスピースタイプのリテーナーは装着感はいいけど、穴が開いたり破折しやすい・・


⑥ マウスピースタイプのリテーナーは歯の全体を覆ってしまうので上下顎のかみ合わせが変わってしまうことも・・


⑦ 審美リテーナーはプレートタイプと同様、咬み合わせや技工の精度具合によって歯並びの保持が左右される・・


⑧ 固定式リテーナーは着けっぱなしで楽だけどデンタルフロスを通せない・・



というように

各々リテーナーにはメリット・デメリットがあり完璧な条件を満たす理想のリテーナーはなかなか見つけられません。




当院ではかつてはプレートタイプのリテーナーを選んでいたのですが、長期間にわたる保定具合(特に下顎の前歯)に難があることから上顎には主にマウスピースタイプのクリアリテーナー、下顎には主に固定式リテーナーを採用しております。



しかしクリアリテーナーは咬み合わせ具合などで比較的短期間に破折してしまうことも多々あり、再作を余儀なくされてしまいます。また審美リテーナーは、機能面では通常のプレート(床)タイプとほぼ同じです。




次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

太めのワイヤーで前歯などを囲むためどうしても目立ちやすい




次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

金属の接合部が銀ろうの酸化膜で黒くなってしまう




次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

歯の形状や咬み合わせ・歯ぎしりなどで装置に穴が開いてしまったり、脱着などの扱い方次第では破折しやすい



そこで、

理想のリテーナーがないのであれば新たに作ってしまおうと試行錯誤を重ねて、先日ようやく納得のいく形に仕上がりました。



今回作り上げたリテーナーは見た目にも非常に優れており、プレートタイプとクリアリテーナーのいいとこどりをしたともいえます。


① 見た目に優れている


② 歯列保定の精度が良い


③ 壊れにくい構造


④ ろう着部分がないので銀ろうで黒ずんだりしない


⑤ 目に見える箇所の変色はほとんどなし


⑥ 装着感が良好


⑦ 大きさがコンパクトで装着時の違和感が少ない


など、これまで使用してきた各リテーナーのメリットはそのままでデメリットを極力排除した会心の出来でもあります。

次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

画像のタイプは一例で、他にもバリエーションがあります。弾性を持つ透明の樹脂ワイヤーは見た目と機能だけではなく生体適合性にも非常に優れた医用高分子材料を使用しております。



他のリテーナーにはない一番の特徴は 表側・裏側ともに弾性機能を持つ樹脂ワイヤーで覆うことで歯の後戻りに対する動きを抑えていること です。



欠点としましては

① 歯の形状によって装置装着の保持力が得られにくい場合がある


② 装置の調整がややむずかしい


が挙げられましてこれからの課題となっておりますが、いまのところ殆どの症例に使用可能となっております。



また、この見た目と機能に優れたリテーナーを裏側矯正治療をされた方々にもお見せしたところ、”これなら目立たないし快適そうなのでぜひ作って欲しい” という感想をいただきました。



というわけで今回新たに独自開発した次世代のリテーナーの紹介をさせていただきました。



ひょっとしたら動的治療期間よりも長くなるかもしれない保定期間を、この次世代型リテーナーで快適にお過ごしになるのはいかがでしょうか。



次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)
次世代型目立たないリテーナーの紹介  (長津田アオバ矯正歯科)

透明のワイヤーは歯の色と同化してイイ感じですよ